ペルー南部は、ナスカ文明の神秘、砂漠のオアシス、そして壮大な自然が融合する、
忘れられない旅を約束してくれるエリアです。
本ガイドでは、主要な観光地をエリア別に紹介し、旅の計画に役立つ情報、
おすすめホテル、モデルコースをまとめました。
🛸 ナスカの観光モデル(世界遺産+周辺スポット)
1. 🏜 ナスカの地上絵(Nazca Lines, 世界遺産)
👉 公式リンク:UNESCO – Nazca Lines
👉 Googleマップ:Google Maps – Nazca Lines
📖 説明分
紀元前200年〜紀元後800年頃に描かれた、砂漠に刻まれた巨大な地上絵群。サル・ハチドリ・クモなどのモチーフが知られ、航空機から全体像を眺めるのが一般的。未解明の部分が多く「古代の謎」として世界中から人々を惹きつけています。
☆インスタ映えPOINT
-
遊覧飛行から撮影する「ハチドリ」の地上絵
-
夕暮れの砂漠と組み合わせた空撮
-
地上観測台から見える「手」や「木」のモチーフ
☆裏ワザ
-
午前中のフライトは風が安定しており揺れが少ない
-
前日までに「遊覧飛行ツアー」を予約必須
-
体調不安な方は酔い止めを準備すると安心
☆豆知識
-
全長数百mの地上絵は、石をどかして下の白い地表を露出させる方法で描かれた
-
ナスカ文明の宗教儀式や天体観測と関係があると考えられるが定説はなし
-
1994年にユネスコ世界遺産登録
💬 口コミ
「空から見る地上絵は圧巻。謎めいた雰囲気に鳥肌。」
Amazing experience, the flight is short but unforgettable.
「2度目ですが、フライトごとに新しい発見があります。」
🎟️ 料金
遊覧飛行ツアー:70〜120 USD(約11,000〜19,000円)
🚉 周辺交通手段
リマ → ナスカ:長距離バスで約7時間(Cruz del Sur社が定番)
ナスカ空港から各社遊覧飛行に参加可能
🍽️ 昼食おすすめ
-
La Encantada(MAP)
口コミ:「ペルー料理が豊富で雰囲気も良い」 -
Mamashana Café(MAP)
口コミ:「観光客に人気、ピザやコーヒーも美味しい」 -
Rico Pollo(MAP)
口コミ:「安くてボリューム満点、地元感が楽しめる」
2. 🏔 セロ・ブランコ(Cerro Blanco)
👉 公式リンク:Peru.travel – Cerro Blanco
👉 Googleマップ:Google Maps – Cerro Blanco
📖 説明分
標高2,078m、世界最大級の砂丘。トレッキングやサンドボードの名所で、頂上からはナスカ渓谷やアンデスの山々を一望できます。アドベンチャー好きに人気の観光スポットです。
☆インスタ映えPOINT
-
頂上からの大砂丘パノラマ
-
サンドボードで滑走するアクションショット
-
夕日の砂漠シルエット
☆裏ワザ
-
朝の時間帯は気温が低く快適、午後は猛暑に注意
-
地元ガイド付きツアー推奨(安全&道迷い防止)
-
サンドボード用具は現地レンタル可能
☆豆知識
-
世界最大の砂丘とされるが、頂上は砂漠ではなく山の一部
-
古代ナスカ文明では「聖なる山」として信仰されていた
💬 口コミ
「頂上からの景色は息を呑む美しさ。」
One of the most amazing hikes in Peru, tough but worth it.
「再訪でもサンドボードはスリル満点!」
🎟️ 料金
入場無料(ガイドツアー:30〜50 USD)
🚉 周辺交通手段
ナスカ市内からタクシーで約30分 → 徒歩またはツアー参加
🍽️ 昼食おすすめ
-
El Portón(MAP)
口コミ:「肉料理が美味しく地元客も多い」 -
Via La Encantada(MAP)
口コミ:「雰囲気抜群、観光客に人気」 -
Rosa’s Café(MAP)
口コミ:「軽食とデザートが充実」
3. 💧 カンターヨ水道(Cantalloc Aqueducts)
👉 公式リンク:Peru.travel – Cantalloc
👉 Googleマップ:Google Maps – Cantalloc Aqueducts
📖 説明分
ナスカ文明が築いた地下水路システム。らせん状の石造井戸が特徴で、今も水が流れ続けています。砂漠地帯での高度な水利用技術を伝える歴史遺産です。
☆インスタ映えPOINT
-
螺旋状の石造井戸の全景
-
地下水路を覗き込むショット
-
砂漠に広がる幾何学的パターン
☆裏ワザ
-
日中は暑いため朝訪問がおすすめ
-
市内から自転車レンタルでもアクセス可能(約30分)
-
入場はガイド付きの方が理解が深まる
☆豆知識
-
紀元後500〜600年頃に建造されたとされる
-
地下水路は今も利用され、周辺農地を潤している
💬 口コミ
「古代の技術に驚かされました。」
Incredible to see something so old still functioning.
「再訪ですが、やはり不思議な造りに感動。」
🎟️ 料金
入場料:大人 10ソル(約400円)
🚉 周辺交通手段
ナスカ市内からタクシーで約15分
自転車でもアクセス可能
🏨 ナスカ周辺おすすめホテル
-
Hotel Alegria Nasca
👉 公式サイト | 👉 Googleマップ
口コミ:「市内中心部にあり便利。プールが気持ち良い」 -
DM Hoteles Nasca
👉 公式サイト | 👉 Googleマップ
口コミ:「リゾート感があり、部屋も広々。家族連れにもおすすめ」
✈ 空港・ラウンジ情報
-
リマ国際空港(LIM)
👉 公式サイト
👉 Priority Passラウンジ一覧
🚉 交通手段リンク
-
Cruz del Sur(長距離バス):公式サイト
-
レンタカー(LIM空港発):Hertz | Avis | Enterprise
イカとワカチナのオアシス
🏜 イカ & ワカチナ観光ガイド
4. 🌴 ワカチナのオアシス(Huacachina Oasis)
👉 公式リンク:Peru Travel – Huacachina
👉 Googleマップ:Google Maps – Huacachina
📖 説明分
南米唯一の天然オアシスで、砂漠に浮かぶ美しい湖を囲む小さな村。砂丘でのバギーツアーやサンドボードが人気で、夕暮れ時の景色は幻想的。ペルー観光で「インスタ映え」スポットとして大人気です。
☆ インスタ映えPOINT
-
湖畔から見上げる砂丘のパノラマ
-
砂丘の頂上からオアシスを見下ろす夕暮れショット
-
サンドボードやバギーのアクション写真
☆ 裏ワザ
-
夕方のサンドバギーツアー参加で、夕日と星空の両方を楽しめる
-
平日は比較的観光客が少なく撮影に最適
-
湖畔のカフェ2階席から俯瞰できるベストビューあり
☆ 豆知識
-
ワカチナには「泣く美女の伝説」があり、涙が湖となったと伝えられる
-
湖は砂漠に突如現れる奇跡のオアシスとして、古くから避暑地として人気
-
バギーツアーは現地で予約可能だが、週末は事前予約必須
💬 口コミ(3選)
「砂丘から眺める夕日は一生の思い出!」
Unreal landscape, feels like another planet.
「2回目ですが、夜のオアシスも幻想的で感動しました。」
🎟️ 料金情報
-
サンドバギー+サンドボードツアー:約20〜30 USD
🚉 周辺交通手段
-
リマ → イカ:長距離バス(Cruz del Sur社)約5時間
-
イカ市内 → ワカチナ:タクシーで約10分
5. 🍷 イカ(Ica)
👉 公式リンク:Peru Travel – Ica
👉 Googleマップ:Google Maps – Ica
📖 説明分
ワインとピスコ(ペルーの蒸留酒)の名産地。古くからブドウ栽培が盛んで、蒸留所やワイナリーを訪れて試飲が楽しめます。街中には博物館や歴史的建物もあり、文化体験ができる街。
☆ インスタ映えPOINT
-
ワイナリーの葡萄畑とワイン樽
-
ピスコ蒸留所での試飲シーン
-
アンデスを背景に広がるブドウ畑
☆ 裏ワザ
-
ワイナリーツアーは週末混雑するため平日訪問がおすすめ
-
蒸留所によっては英語ガイド付きもあり、事前確認を推奨
-
ピスコをお土産に買うなら空港より現地の方が安い
☆ 豆知識
-
ペルーの国民的カクテル「ピスコサワー」はイカ発祥とされる
-
毎年3月には「ピスコ祭り」が開催される
-
イカは砂漠地帯にも関わらず、地下水路「プキオ」により豊かな農業を実現
💬 口コミ(3選)
「ワイナリーツアーでピスコサワー作りを体験でき最高でした。」
Great place to learn about Peruvian wine and Pisco.
「再訪ですが、やはり現地で飲むピスコは格別!」
🎟️ 料金情報
-
ワイナリーツアー:10〜20 USD
-
試飲付きツアーあり
🚉 周辺交通手段
-
リマ → イカ:長距離バス(Cruz del Sur社)約5時間
-
イカ市内移動:タクシーが便利
🏨 イカ・ワカチナおすすめホテル
-
Hotel El Huacachinero
👉 公式サイト | 👉 Googleマップ
口コミ:「湖畔に近くプール付きでリゾート感を楽しめた」 -
Las Dunas Hotel
👉 公式サイト | 👉 Googleマップ
口コミ:「広い敷地と充実した施設で家族旅行に最適」
✈ 空港・ラウンジ情報
-
リマ国際空港(LIM)
👉 公式サイト
👉 Priority Pass ラウンジ一覧
🚉 交通手段リンク
-
Cruz del Sur(長距離バス):公式サイト
-
レンタカー(LIM空港発):Hertz | Avis | Enterprise
🐧 パラカス & バジェスタス諸島 + リマ歴史地区 観光ガイド
6. 🐬 バジェスタス諸島(Islas Ballestas – リトルガラパゴス)
👉 公式リンク:Peru Travel – Ballestas Islands
👉 Googleマップ:Google Maps – Islas Ballestas
📖 説明分
「リトル・ガラパゴス」と呼ばれる自然豊かな諸島。アシカやフンボルトペンギン、ペリカンなど多様な野生動物の楽園です。ボートツアーで間近に観察でき、エコツーリズムの人気スポット。
☆ インスタ映えPOINT
-
アシカの群れが寝そべる岩場
-
ペンギンが並ぶ可愛いシルエット
-
「カンデラブロ」の地上絵を海上から撮影
☆ 裏ワザ
-
午前中(特に8〜10時)のツアーが波が穏やかで写真映えも◎
-
双眼鏡や望遠レンズ持参で野鳥観察がより楽しめる
-
チケットはパラカス港で当日購入可だが、週末は事前予約推奨
☆ 豆知識
-
島は立ち入り禁止、観光はボートからのみ
-
グアノ(鳥の糞)採取の歴史があり、肥料として重要だった
-
ペルー国鳥「アンデスコンドル」は見られないが、珍しい海鳥が豊富
💬 口コミ(3選)
「ペンギンとアシカを一度に見られて感動!」
Amazing boat ride, wildlife everywhere.
「2回目ですが、やはり朝のツアーが一番快適でした。」
🎟️ 料金
-
ボートツアー:約15〜25 USD(2時間)
🚉 周辺交通手段
-
リマ → パラカス:バス約3.5〜4時間(Cruz del Sur社)
-
パラカス港からボート出発
🍽️ 昼食おすすめ店
-
El Chorito(MAP)口コミ:「新鮮な魚介料理が絶品」
-
Misk’i(MAP)口コミ:「セビーチェが最高に美味しい」
-
Restaurant Paracas(MAP)口コミ:「港を眺めながらのランチが良い」
7. 🌊 パラカス国立保護区(Paracas National Reserve)
👉 公式リンク:SERNANP – Paracas Reserve
👉 Googleマップ:Google Maps – Paracas Reserve
📖 説明分
赤や黄色の砂岩、青い海、そして砂漠が融合した壮大な景観。ビーチや断崖が続く国立保護区で、海鳥やフラミンゴの観察も可能。荒涼とした中に広がる大自然は「地球の原風景」ともいわれます。
☆ インスタ映えPOINT
-
赤砂のビーチ「プラヤ・ロハ」
-
断崖絶壁と青い海のコントラスト
-
夕日に染まる砂漠と海の境界
☆ 裏ワザ
-
移動はレンタカーや現地ツアー利用必須
-
午後は逆光になるので午前訪問が撮影におすすめ
-
強風に注意、帽子やサングラスが便利
☆ 豆知識
-
保護区は1975年に設立、南米でも希少な「海と砂漠」の生態系を守るエリア
-
先史時代の地上絵「カンデラブロ」もここに含まれる
💬 口コミ(3選)
「赤いビーチの美しさは圧巻でした。」
Incredible landscapes, very unique in the world.
「2度目ですが、夕日の時間帯は神秘的で忘れられません。」
🎟️ 料金
-
入場料:大人11ソル(約3 USD)
🚉 周辺交通手段
-
リマ → パラカス:長距離バス約3.5時間
-
保護区内:タクシー/ツアー車利用
8. 🏛 リマ歴史地区(Lima Historic Centre – 世界遺産)
👉 公式リンク:Peru Travel – Lima Historic Centre
👉 Googleマップ:Google Maps – Plaza de Armas Lima
📖 説明分
スペイン植民地時代の面影を残す首都リマの旧市街。アルマス広場を中心に大統領宮殿、リマ大聖堂、サント・ドミンゴ教会など歴史的建造物が点在。世界遺産に登録され、街歩きが楽しい人気エリアです。
☆ インスタ映えPOINT
-
大統領宮殿前の衛兵交代式
-
夜のライトアップされたカテドラル
-
コロニアル建築と色鮮やかなバルコニー
☆ 裏ワザ
-
衛兵交代式は正午、30分前に行けば最前列確保可能
-
広場周辺は比較的安全だが、スリには要注意
-
市内観光バスを利用すると主要スポットを効率的に回れる
☆ 豆知識
-
1535年にスペインのピサロが建設した都市
-
リマ大聖堂にはピサロ本人の墓が安置されている
💬 口コミ(3選)
「昼と夜で全く違う雰囲気が楽しめました。」
Beautiful colonial architecture, must-see in Lima.
「再訪しましたが、やはり衛兵交代式は迫力がありました。」
🎟️ 料金
-
散策無料(カテドラルなど施設は10ソル前後)
🚉 周辺交通手段
-
リマ市内バス・タクシー利用可
-
空港から車で約40分
🏨 おすすめホテル
パラカス周辺
-
Hotel Paracas, a Luxury Collection Resort
👉 公式サイト | 👉 Googleマップ
口コミ:「海を望む贅沢な滞在。プールやスパも充実」 -
San Agustin Paracas
👉 公式サイト | 👉 Googleマップ
口コミ:「手頃な価格で観光拠点に最適。スタッフも親切」
リマ周辺
-
Belmond Miraflores Park
👉 公式サイト | 👉 Googleマップ
口コミ:「太平洋を一望できるロケーション。朝食が豪華」 -
Hotel B
👉 公式サイト | 👉 Googleマップ
口コミ:「アートに囲まれた滞在が新鮮。スタッフがとても親切」
✈ 空港・ラウンジ情報
-
リマ国際空港(LIM)
👉 公式サイト
👉 Priority Pass ラウンジ一覧
🚉 交通手段リンク
-
Cruz del Sur(長距離バス):公式サイト
-
Peru Hop(観光バス・シャトル):公式サイト
-
レンタカー(LIM空港発):Hertz | Avis | Enterprise
ペルー旅行の物価目安(2025年)
ペルー旅行にかかる費用は、旅行スタイルや訪れるエリアによって大きく変動します。
以下は目安です。
1日あたりの費用目安
-
バックパッカー(安価な旅)
1日あたり約50〜80ドル。安宿のドミトリーやストリートフード中心であれば十分。 -
ミッドレンジ(快適旅行)
1日あたり約100ドル。3つ星クラスのホテル、観光ツアー、レストラン利用を含めるとこの水準。 -
ラグジュアリー(高級旅行)
1日あたり150ドル以上。5つ星ホテル、専属ガイドやプライベートツアーを利用する場合はさらに高くなる。
食費
-
ローカル食堂や屋台なら1食2〜5ドル程度。
-
カジュアルレストランは5〜10ドル。
-
高級レストランでは20〜50ドル以上になることもある。
1日の平均はバックパッカーで18ドル程度、ミッドレンジなら30〜40ドルが目安。
宿泊
-
安宿のドミトリーは数ドル〜20ドル程度。
-
3つ星クラスは1泊60〜80ドルが相場。
-
高級リゾートや有名ブランドホテルは150ドル以上が一般的。
移動費
-
クスコ〜マチュピチュ間の鉄道(片道)は約38ドル〜。
-
長距離バスは都市間で10〜30ドル程度。
-
国内線は区間によるが片道50〜150ドルほど。
-
日常的な市内移動はバスやタクシー利用で1日あたり8〜15ドル程度。
観光・入場料
-
マチュピチュ入場料は152ソル(約40ドル前後)。
-
ワイナピチュ登山など追加チケットはプラス10〜15ドル。
-
国立公園や遺跡の入場料は数ドル〜15ドル程度。
-
ガイドツアーを利用すると1日30〜60ドル追加になることもある。
1週間の予算目安
-
バックパッカー:350〜560ドル
-
ミッドレンジ旅行者:700ドル前後
-
高級旅行者:
1,050ドル以上(プライベートツアーや高級ホテル込みなら2,000ドル超もあり得る)
ペルーは旅のスタイル次第でかなり幅広い予算設定が可能です。
ローカル食堂や長距離バスを使えば物価は安く抑えられ、逆に高級ホテルや
観光列車を利用すれば一気に高額になります。
特にマチュピチュ関連費用(鉄道+入場料+宿泊)は全体の出費の大きな部分を占めるので、
旅程を組む際は事前に計算しておくことが重要です。
まとめ
ペルー南部は、古代ナスカ文明の遺産から、ワカチナの幻想的なオアシス、そしてパラカスの
壮大な自然まで、多種多様な体験ができる場所です。
長距離バスや国内線を賢く使い、それぞれのエリアで異なるペルーの魅力を満喫しましょう。
コメント