【南インド旅行】マハーバリプラムの世界遺産巡り|神秘の建造物群&インスタ映えスポット

#世界遺産  #インスタ映え  #観光ガイド  #お勧めスポット

南インドは、美しい寺院建築や歴史的遺跡、壮大な
自然環境が調和した魅力あふれる地域です。

タミル・ナードゥ州からゴア州に至るまでの各地には、
多彩な世界遺産やSNS映えする観光スポットが点在しており、
訪れる人々を魅了しています。本記事では、注目すべき寺院や遺跡、
インスタ映えスポット、そして旅行時に役立つ情報を詳しく紹介します。

旅行プランを立てる際のヒントや注意点も取り上げているので、
初めて南インドを訪れる方にも安心して読み進めていただける内容です。


🗺タミル・ナードゥ州 マハーバリプラムの建造物群

📍所在地:インド・タミル・ナードゥ州・マハーバリプラム(旧名:ママッラプラム)
🏛️ 世界遺産登録年:1984年
🏷️ 種別: 文化遺産
📸 インスタ映えポイント:
海岸寺院のシルエット、アルジュナの苦行レリーフ、パンチャ・ラタの彫刻群

7世紀から9世紀にかけて築かれた海岸寺院が特徴で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

マハーバリプラムは、パッラヴァ朝によって造られた彫刻や建造物が点在しており、
特に「パンチャ・ラトナ寺院」や「アルジュナの降臨」の巨大なレリーフ彫刻は必見です。

海岸沿いに建つ「ショア寺院」はインド最古の石造寺院のひとつで、
波打ち際にそびえる雄大な姿が大きな見どころ。

見どころ

  • 海岸寺院(Shore Temple):
    ベンガル湾沿いに佇む石造寺院で、潮風を浴びる
    荘厳な姿はまさにインド建築美の極み。
    日没時のシルエットが特に幻想的です。

  • アルジュナの苦行(Descent of the Ganges):
    巨大な岩に刻まれた浮彫は、ガンジス川の起源を描いた壮大な物語。
    写真映えする絶景スポット。

  • パンチャ・ラタ(Pancha Rathas):
    それぞれ異なるデザインを持つ5つの岩彫寺院で、
    南インド建築の多様性を一度に体感できます。

  • 石窟寺院群(Mandapas):
    岩山をくり抜いた空間に、神話をテーマにした精巧な彫刻がずらり。

豆知識と裏技

  • ベストタイム:
    11〜3月が乾季で観光に最適。朝一番の観光は人が少なく撮影にぴったり。

  • 歴史背景:
    パッラヴァ朝が南インドで最初に花開かせたヒンドゥー建築の初期スタイルが見られます。

現地の交通手段

  • チェンナイ空港から車で約1時間半(約60km)

  • チェンナイ市内からバスやタクシーも利用可能

エリア別おすすめホテル

  • Radisson Blu Resort Temple Bay
    海岸沿いでリゾート気分を満喫できる高級ホテル。

  • Grande Bay Resort and Spa
    家族連れにもおすすめの快適ホテル。

Googleマップ

マハーバリプラムをGoogleマップで開く

物価情報(目安)

項目 価格
海岸寺院入場料(外国人) 約₹600(約1,000円)
ランチ(レストラン) 約₹300〜₹600
タクシー(チェンナイ市内→マハーバリプラム) 約₹1,200〜₹1,800

プライオリティパス対応ラウンジ(最寄り空港)

チェンナイ国際空港(MAA)

日本からの交通手段

  • 日本(成田・関空)→ デリーまたはムンバイ経由 → チェンナイ国際空港

  • 空港から車でマハーバリプラムへ移動(約1.5時間)


おすすめの季節

乾季(11月〜3月):湿気が少なく、観光に最適なシーズン。

まとめ

マハーバリプラムの建造物群は、インド古代の建築・宗教・芸術が融合した歴史の宝庫。
岩を彫って造られた神殿やレリーフ群は、今もなお多くの旅人を魅了し続けています。

 

🌎大チョーラ朝寺院群

📍所在地: インド・タミル・ナードゥ州
🏛️ 世界遺産登録年: 1987年(2004年拡大)
🏷️ 種別: 文化遺産
📸 インスタ映えポイント:
ブリハディーシュヴァラ寺院の塔、ゴープラムの彫刻、石像が並ぶ回廊

タミル・ナードゥ州に点在する大チョーラ朝寺院群は、ユネスコの世界遺産
登録されている壮大な歴史遺産です。

特に「ブリハディーシュワラ寺院」は、その圧倒的なスケールと
精巧な彫刻が見る人を魅了します。

11世紀に建設されたこの寺院は、当時のインドで最も高度な建築技術が注ぎ込まれ、
巨大なヴィマーナ(塔)は66メートルの高さを誇ります。

内部には多彩な壁画や彫刻が残り、ヒンドゥー教の神話が鮮やかに描かれています。

また、ガンガイコンダチョーラプラム寺院」や「エアヴァテスワラ寺院」など、
同時期に建てられた寺院も見逃せません。

見どころ

  • ブリハディーシュヴァラ寺院(タンジャーヴール):
    高さ約66mの石造シヴァ寺院で、インドでも屈指の巨大塔(ヴィマーナ)を誇る。

  • ガンガイコンダチョーラプラムの寺院:
    王ガンガイコンダ・チョーラが築いた寺院で、繊細な装飾が特徴。

  • エアヴァテスワラ寺院(ダーラースラム):
    馬の戦車を象った石彫や、極めて細かい壁面彫刻が圧巻。

豆知識と裏技

  • 建築技法:
    モルタルを使わずに石を積み上げる「乾式工法」が採用されています。

  • 彫刻テーマ:
    ヒンドゥー神話や舞踊のポーズなど、当時の宗教文化が細部まで表現されています。

現地の交通手段

  • チェンナイ空港からタンジャーヴールまで車で約7時間

  • チェンナイやティルチラーパッリから鉄道・バスの利用も可能

エリア別おすすめホテル

  • Svatma Heritage Hotel(タンジャーヴール):
    伝統建築を活かした高級ホテル。

  • Great Trails River View Resort(カンバコンナム近郊):
    自然と調和した静かなリゾート。

Googleマップ

大チョーラ朝寺院群をGoogleマップで開く

物価情報(目安)

項目 価格
寺院入場料(外国人) 約₹600
ランチ(地元レストラン) 約₹200〜₹500
タクシー(チェンナイ〜タンジャーヴール) 約₹4,000〜₹6,000

プライオリティパス対応ラウンジ(最寄り空港)

チェンナイ国際空港(MAA)

日本からの交通手段

  • 日本(成田・関空)→ デリーまたはムンバイ経由 → チェンナイ国際空港

  • 空港から車や鉄道で各寺院都市へ移動(タンジャーヴール、ダーラースラムなど)


おすすめの季節

乾季(11月〜3月):暑すぎず、観光に最適。

まとめ

大チョーラ朝寺院群は、インド南部における壮麗な
ヒンドゥー建築と彫刻の粋を今に伝える世界遺産。

神殿建築の黄金期を象徴する3つの寺院は、宗教的価値だけでなく
芸術性も極めて高く、訪れる人々に深い感動を与えます。

 


ケーララ州

🗺西ガーツ山脈

📍所在地: インド西南部(マハーラーシュトラ州、カルナータカ州、ケーララ州、タミル・ナードゥ州)
🏛️ 世界遺産登録年: 2012年
🏷️ 種別: 自然遺産
📸 インスタ映えポイント: アーナムディ山頂、霧に包まれた渓谷、プラナ山の棚田

西ガーツ山脈は、インド西部に広がる壮麗な山脈で、多様な生態系と緑豊かな景観が魅力です。
ユネスコの世界遺産に登録され、多くの固有種の動植物が生息するほか、エコツーリズムの
拠点ともなっています。

アラビア海に面したティカディの運河では、ボートクルーズを楽しみながら野生動物を間近に
観察でき、ムンナールの紅茶農園は広大な茶畑が一面に広がる絶景スポット。

伝統的な製茶工場の見学や、新鮮な紅茶の試飲もおすすめです。

見どころ

  • サイレント・バレー国立公園(ケーララ州):
    原生林が残る希少なエリアで、絶滅危惧種ライオン・テール・マカクの生息地。

  • エラヴィクラ・ナショナルパーク:
    南インド最高峰のアーナムディ山を中心にした高地植物の宝庫。

  • ペリヤール野生動物保護区:
    象やトラなど多くの動物が観察できる人気スポット。

豆知識と裏技

  • 高い固有種率: 登録地域には約7,400種の植物・動物が生息し、約30%がこの地域固有。

  • 紅茶好きに朗報: 西ガーツの丘陵地帯は世界有数の紅茶栽培地帯でもあります。

現地の交通手段

  • 最寄りの空港: コーチン国際空港(COK)またはコインバトール空港(CJB)

  • 各国立公園へはレンタカー、タクシー、バスを利用

エリア別おすすめホテル

  • Spice Village(テッカディ):
    自然と共生したエコ・リゾート。

  • Wind Munnar(ムンナール):
    山岳リゾートで静かな時間を過ごせるホテル。

Googleマップ

西ガーツ山脈をGoogleマップで開く

物価情報(目安)

項目 価格
国立公園入場料(外国人) 約₹400〜₹800
ジープサファリ(1回) 約₹1,500〜₹2,500
ホテル1泊 約₹2,000〜₹7,000

プライオリティパス対応ラウンジ(最寄り空港)

コーチン国際空港(COK)

日本からの交通手段

  • 日本(成田・羽田)→ デリーまたはムンバイ経由 → コーチンまたはコインバトール空港

  • 空港からレンタカーまたはバスで各国立公園へ


おすすめの季節

11月〜3月(乾季):熱帯雨林の中でも比較的涼しく観光に適したシーズン。

まとめ

西ガーツ山脈は、インド亜大陸の背骨とも呼ばれる生物多様性の宝庫。

豊かな森林や多様な動植物を体感できる自然好きにはたまらないスポットです。

ユネスコに認められたその自然の奇跡は、訪れるすべての人の心を打ちます。


カルナータカ州

🗺ハンピの建造物群

📍所在地: インド・カルナータカ州
🏛️ 世界遺産登録年: 1986年
🏷️ 種別: 文化遺産
📸 インスタ映えポイント:
ヴィッタラ寺院の石の戦車、ハヌマーン寺院からの夕景、ヘーマクタの丘からの朝日

ハンピは、かつて栄華を極めたヴィジャヤナガル王国の遺跡群が点在するエリア
、巨大な岩山と寺院が織り成す神秘的な景観が特徴です。

ヴィルーパークシャ寺院やビッタラ寺院などは、見事な彫刻と建築美で訪問者を圧倒します。

歴史を感じながら写真を撮れば、インスタ映えも抜群。

宗教的な荘厳さと壮大な自然の融合を楽しめる、南インド屈指の観光スポットです。

見どころ

  • ヴィッタラ寺院(Vittala Temple):
    ハンピを代表する建造物で、精巧な彫刻と「音の出る石柱」が有名。

  • ヴィルパークシャ寺院:
    現役のヒンドゥー寺院として機能し続ける、歴史ある建造物。

  • ロータス・マハル、エレファント・ステーブルズ:
    イスラム建築の影響を受けた優雅な宮廷建築。

豆知識と裏技

  • かつての帝都:
    ハンピは14〜16世紀に繁栄したヴィジャヤナガル王国の首都でした。

  • ユニークな地形:
    巨石が連なる丘や川が遺跡の間を流れ、幻想的な景観を作り出しています。

現地の交通手段

  • 最寄り空港: ハブリ空港(HBX)またはベンガルール国際空港(BLR)

  • ハブリ空港から車で約4時間。ベンガルールから夜行バスや列車も利用可

エリア別おすすめホテル

  • Evolve Back Kamalapura Palace: 歴史的雰囲気漂う高級リゾート。

  • Heritage Resort Hampi: 自然に囲まれた快適な宿泊施設。

Googleマップ

ハンピの建造物群をGoogleマップで開く

物価情報(目安)

項目 価格
寺院・遺跡入場料(外国人) 約₹600
ガイドツアー(1日) 約₹1,500〜₹3,000
レンタサイクル 約₹200〜₹400

プライオリティパス対応ラウンジ(最寄り空港)

ベンガルール国際空港(BLR)

日本からの交通手段

  • 日本(成田・羽田)→ デリーまたはムンバイ経由 → ベンガルール国際空港

  • ベンガルールからバスや列車、車でハンピへ(所要約7時間)


おすすめの季節

乾季(11月〜2月):気候が穏やかで遺跡巡りに最適。

まとめ

ハンピの建造物群は、かつての南インドの強国
ヴィジャヤナガル帝国の栄光を物語る貴重な遺産群。

巨石とともに広がる幻想的な景観は、インドの歴史と神秘を感じる圧巻の世界です。

🗺パッタダカルの建造物群

📍所在地: インド・カルナータカ州
🏛️ 世界遺産登録年: 1987年
🏷️ 種別: 文化遺産
📸 インスタ映えポイント:
ヴィルパークシャ寺院の彫刻群、マッラカリジュナ寺院の装飾、石彫の壁面

8世紀に建設されたパッタダカルは、
ヒンドゥー教とジャイナ教の寺院が一堂に集まる世界遺産です。

ドラヴィダ様式とナーガラ様式が融合した珍しい建築が多く、
石に彫り込まれた神々や物語の装飾が圧巻。

ヴィルーパークシャ寺院やマッラカーシュヴァラ寺院を中心に、建築技術と
宗教芸術の粋を感じられます。歴史愛好家や写真好きにはたまらないスポットです。

見どころ

  • ヴィルパークシャ寺院:
    パッタダカル最大の寺院で、ドラヴィダ式建築の傑作。
    精巧な彫刻が壁面にびっしりと施されています。

  • マッラカリジュナ寺院:
    北インドと南インドの様式を融合した建築美が光る小規模な名寺院。

  • ジャイン教寺院とその他の祠堂:
    多宗教文化の共存を象徴する歴史的価値の高い構造物。

豆知識と裏技

  • 建築スタイルの融合:
    ドラヴィダ様式(南インド)とナガラ様式(北インド)が並ぶ、
    ユニークな建築博物館のような場所。

  • 王の戴冠地: かつてチャールキヤ朝の王たちがここで戴冠式を行っていました。

現地の交通手段

  • 最寄り空港: ハブリ空港(HBX)またはベンガルール国際空港(BLR)

  • ハブリ空港から車で約3〜4時間。鉄道や長距離バスも利用可能

エリア別おすすめホテル

  • Clarks Inn Badami: 周辺遺跡への拠点に最適なホテル。

  • Heritage Resort Badami: 緑に囲まれた落ち着いた宿泊施設。

Googleマップ

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物価情報(目安)

項目 価格
入場料(外国人) 約₹600
現地ガイド 約₹500〜₹1,500
宿泊(1泊) 約₹2,000〜₹5,000

プライオリティパス対応ラウンジ(最寄り空港)

ベンガルール国際空港(BLR)

日本からの交通手段

  • 日本(成田・羽田)→ デリーまたはムンバイ経由 → ベンガルール国際空港

  • 空港から車またはバス、鉄道を利用してパッタダカルへ(所要7〜9時間)


おすすめの季節

乾季(11月〜2月):日中の気温も安定し、遺跡巡りに最適な時期。

まとめ

パッタダカルの建造物群は、インド建築の発展の歴史を一望できる貴重な場所。

異なる建築様式が共存するその景観は、まるで石の博物館。

歴史と美の融合を味わえる珠玉の遺産です。

🗺ホイサラ朝の宗教建造物群(2023年登録)

📍所在地: インド・カルナータカ州(ベールール、ハレービードゥ、ソムナートプル)
🏛️ 世界遺産登録年: 2023年
🏷️ 種別: 文化遺産
📸 インスタ映えポイント:
チェンナケーシャヴァ寺院の浮彫、星形プラットフォーム、彫刻の回廊

11世紀から13世紀にかけて栄えたホイサラ朝の建築は、精緻な石彫や特徴的な
屋根構造が見どころ。

「ハセラール寺院」などでは、壁面や柱にぎっしりと施された彫刻が非常に細やかで、
まるで芸術作品そのもの。

歴史的・文化的価値が高く、フォトジェニックな写真を撮りたい方にもうってつけです。

見どころ

  • チェンナケーシャヴァ寺院(ベールール):
    星型基壇を持つ優美なヴィシュヌ寺院で、装飾彫刻の細かさは圧巻。

  • ホイサレーシュワラ寺院(ハレービードゥ):
    シヴァを祀る寺院で、外壁の彫刻は全長約240mにわたって続く芸術作品。

  • ケーシャヴァ寺院(ソムナートプル):
    完璧な対称性を誇る寺院で、12世紀ホイサラ様式の完成形と称される。

豆知識と裏技

  • ホイサラ様式:
    星型プラットフォーム、繊細な石彫、精密な軒下装飾が特徴の独特な建築様式。

  • 1つの寺院に数千体の彫像:
    壁や柱に神話、舞踊、音楽、日常の風景が彫られており、まるで石の百科事典。

現地の交通手段

  • 最寄り空港: バンガロール国際空港(BLR)

  • ベンガルールから車で約4〜6時間(寺院ごとに位置が異なるため周遊ルート推奨)

エリア別おすすめホテル

  • Hoysala Village Resort(ハッサン):
    ホイサラ建築風の客室で遺産巡りに便利。

  • The Serai Chikmagalur:
    寺院巡りと合わせて南インドの自然も満喫できるリゾート。

Googleマップ

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物価情報(目安)

項目 価格
入場料(外国人) 約₹500〜₹600
ガイド料金 約₹700〜₹1,500
宿泊(1泊) 約₹3,000〜₹8,000

プライオリティパス対応ラウンジ(最寄り空港)

ベンガルール国際空港(BLR)

日本からの交通手段

  • 日本(成田・羽田)→ デリーまたはムンバイ経由 → ベンガルール国際空港

  • 空港から専用車やツアーでホイサラ朝の寺院を周遊(所要約4〜6時間)


おすすめの季節

乾季(11月〜2月):湿度が低く、遺跡巡りに快適。

まとめ

ホイサラ朝の宗教建造物群は、インド中世の建築美と彫刻技術の頂点を極めた寺院群。
細部に宿る職人技と神話の世界に包まれる旅は、インド文化の奥深さを実感させてくれます。


🌎ゴア州

🗺ゴアの教会群と修道院群

📍所在地: インド・ゴア州(旧ゴア)
🏛️ 世界遺産登録年: 1986年
🏷️ 種別: 文化遺産
📸 インスタ映えポイント:
ボム・ジェズ教会のファサード、セ・カテドラルの白壁、フランシスコ・ザビエルの聖遺物堂

ポルトガル植民地時代の影響が色濃く残るゴアは、異国情緒にあふれたバロック様式の
教会や修道院が点在しています。

その代表格である「ボム・ジェズス教会」は、晴天時に白壁が輝き、写真映え抜群。

海辺と合わせてリゾート気分も味わえるため、歴史散策とリラックスの
両方を楽しみたい方に最適です。

ビーチやナイトライフも充実しており、ユニークな文化体験ができます。

見どころ

  • ボム・ジェズ教会: ザビエル像と聖遺物を祀るバロック建築の代表。世界中の巡礼者が訪れる。

  • セ・カテドラル: インド最大級のカトリック大聖堂で、ポルトガル植民地時代の威厳を感じる。

  • 聖フランシスコ・アシジ教会: 内部の装飾と壁画が美しく、博物館としても機能。

豆知識と裏技

  • ザビエルのミイラ:
    ボム・ジェズ教会に眠るザビエルの遺体は、10年ごとに公開されることでも有名。

  • 西洋とインドの融合建築:
    ヨーロッパ風の外観にインド的要素を取り入れたハイブリッド建築。

現地の交通手段

  • 最寄り空港: ゴア国際空港(GOI)

  • 空港から車で旧ゴアまで約1時間

エリア別おすすめホテル

  • Taj Cidade de Goa Heritage:
    歴史建築と近代的快適さを併せ持つラグジュアリーホテル。

  • Vivanta Goa, Panaji:
    パナジ中心部にあるスタイリッシュな滞在先。

Googleマップ

ゴアの教会群と修道院群をGoogleマップで開く

物価情報(目安)

項目 価格
教会入場料(大半無料) 無料または寄付制
タクシー(空港〜旧ゴア) 約₹1,200〜₹1,800
宿泊(1泊) 約₹3,000〜₹10,000

プライオリティパス対応ラウンジ(最寄り空港)

ゴア国際空港(GOI)

日本からの交通手段

  • 日本(成田・羽田)→ デリーまたはムンバイ経由 → ゴア国際空港

  • 空港から車で旧ゴアへ(所要約1時間)


おすすめの季節

乾季(11月〜2月)
湿度が少なく過ごしやすい気候。年末年始は混雑必至なので早めの予約を。

まとめ

ゴアの教会群と修道院群は、インドにおけるカトリックの歴史と
ポルトガル植民地文化の融合を伝える貴重な遺産。

インドにいながらヨーロッパを感じる風景に出会える希少な体験ができます。


🌎アンドラ・プラデーシュ州・テランガーナ州

🗺カーカティーヤ朝のルドレシュワラ (ラマッパ)寺院(2021年登録)

📍所在地: インド・テランガーナ州・ワランガル近郊(パラカール地区)
🏛️ 世界遺産登録年: 2021年
🏷️ 種別: 文化遺産
📸 インスタ映えポイント:
浮かび上がるような彫刻、ピンク砂岩の外壁、夜のライトアップされた寺院

赤砂岩を基調とした壮麗な建築様式が魅力的で、繊細な彫刻が壁面を彩る
カーカティーヤ朝のルドレシュワラ寺院。

神話や歴史的エピソードをモチーフにしたレリーフが多く、まるで
芸術作品のような美しさを持っています。

仏教とヒンドゥー教の影響が融合している点もユニークで、夕暮れ時には幻想的な
光に包まれる絶好のフォトスポットです。深い歴史と豊かな文化を感じながら見学を楽しめます。

見どころ

  • ラマッパ寺院(Rudreshwara Temple):
    カーカティーヤ朝の最盛期に造られたシヴァ神を祀る寺院。
    台座が“浮かんでいる”ように見えるユニークな構造が話題。

  • 天井彫刻と装飾柱:
    天井には神話のワンシーンが精緻に彫られており、柱や門の彫刻も芸術性が高い。

豆知識と裏技

  • 軽量レンガ使用:
    屋根には「浮くレンガ」と呼ばれる多孔質の軽量レンガが使われており、地震にも強い。

  • カーカティーヤ建築様式:
    尖塔(シカラ)、細密彫刻、建築技術の高さで知られ、南インドの影響も色濃く反映。

現地の交通手段

  • 最寄り空港: ハイデラバード国際空港(HYD)

  • ハイデラバードから車で約4〜5時間。ワランガル駅から車で約1時間

エリア別おすすめホテル

  • Hotel Haritha(ラマッパ湖近郊):
    TSTDC運営の宿泊施設で遺跡観光に最適。

  • Radisson Blu Plaza Hotel(ハイデラバード):
    高級ホテルで前泊・後泊におすすめ。

Googleマップ

ルドレシュワラ(ラマッパ)寺院をGoogleマップで開く

物価情報(目安)

項目 価格
入場料(外国人) 約₹500
ガイド料金 約₹700〜₹1,200
車チャーター(ハイデラバード〜寺院往復) 約₹5,000〜₹8,000

プライオリティパス対応ラウンジ(最寄り空港)

ハイデラバード国際空港(HYD)

日本からの交通手段

  • 日本(成田・羽田)→ デリーまたはムンバイ経由 → ハイデラバード国際空港

  • 空港から専用車またはツアーでルドレシュワラ寺院へ(所要約4〜5時間)


おすすめの季節

乾季(11月〜2月):気温が下がり、観光に最適。

まとめ

ルドレシュワラ(ラマッパ)寺院は、南インドとデカン高原文化が融合した建築美の宝庫。
浮かぶような構造、繊細な彫刻、そして静寂な湖畔の風景が訪れる人々に深い感動を与えます。

 


🌎南インドのインスタ映えスポット

  1. タージ・マハル(アグラ)
    白亜の霊廟は世界的に知られる愛の象徴。
    朝夕の光で撮影すると神秘的な美しさが際立ちます。

  2. アンベール城(ジャイプール
    壮大な山城と美しい装飾。
    頂上から見下ろす街並みは圧巻で、フォトジェニックな景観を堪能できます。

  3. 階段井戸(チャンドバオリ)
    幾何学的に配置された階段が独特の魅力を放つ井戸。
    建築美と歴史的背景が融合した不思議な空間です。

  4. コモリン岬
    インド最南端の地。
    水平線から昇る朝日や夕日は格別で、大自然の力強さを体感できるスポット。

  5. ケララのバックウォーター
    ハウスボートで水郷地帯を巡りながら、伝統文化と美しい自然を一度に満喫できます。

  6. フォート・コーチン
    カラフルな町並みやチャイニーズフィッシングネットが印象的。
    芸術と歴史が溶け合う港町です。

  7. ミーナークシー寺院(マドゥライ)
    壮大な外観と繊細な彫刻が魅力。
    細部をクローズアップして撮影するとインスタ映え間違いなし。

  8. ハワー・マハル(ジャイプール)
    「風の宮殿」として名高いピンク色の外観。
    宮殿越しの街の景色もロマンチックです。

  9. シティパレス(ジャイプール)
    歴史ある王宮で、華やかな装飾や美しい庭園が見どころ。
    夕暮れ時の撮影がおすすめ。

  10. ガンジス川(バラナシ)
    朝の沐浴や祭りの風景が神秘的。
    ボートから眺めるガート(河岸)も独特の雰囲気を醸し出します。

南インドだけでなく、インド各地にもフォトスポットが満載。
写真好きの方はぜひ訪れてみてください。

🗺追加のおすすめ観光地

  1. ペリヤール野生生物保護区

    Googleマップ

    ペリヤール野生生物保護区をGoogleマップで開く

    豆知識

    • 設立年:
      1934年に設立され、1978年に「プロジェクト・タイガー」の
      一環としてトラ保護区に指定。

    • 面積:
      約777平方キロメートルの広大な保護区で、そのうち約360平方キロメートルは
      常緑樹林。

    • 生息動物:
      約40頭のベンガルトラと、約2,000頭のアジアゾウが生息。

    • 植物相:
      熱帯常緑樹林と湿潤落葉樹林が広がり、チーク、ローズウッド、
      サンダルウッドなどが見られる。

    • 観光アクティビティ:
      ペリヤール湖でのボートサファリやジャングルトレッキングなど、
      エコツーリズムが充実。

     

    ケーララ州に位置する野生生物保護区で、象や虎などの貴重な動物を観察できます。
    ボートサファリが特に人気で、ペリヤール湖周辺ではバードウォッチングや自然散策を
    楽しめます。

  2. チットールガル城 ( 検索はこちら )

    チットールガル城をGoogleマップで開く

    豆知識

    • 所在地:
      インド・ラージャスターン州、チットールガル市に位置し、
      ラージプートの誇りを象徴する要塞。

    • 世界遺産登録: 2013年、ラージャスターンの丘陵要塞群の一部として
      ユネスコ世界遺産に登録。

    • 面積: 約280ヘクタール、インド最大級の要塞都市。

    • 見どころ:
      ヴィジャイ・スタンブ(勝利の塔)、キルティ・スタンブ(栄光の塔)、
      ラーナー・クンバ宮殿、パドミニ宮殿など。

    • 歴史的意義:
      3度の大規模な包囲戦を経験し、ジョウハル(集団自決)による女性の
      勇敢な抵抗でも知られる。

    • 建築様式: ヒンドゥー建築とジャイナ建築が融合した要塞美の代表例。

    ラージャスターン州の壮大な要塞。
    かつての戦いの舞台となった歴史深い地で、カランガール宮殿や
    ヴィジャイ・スタンブなどの見どころが満載。広い城内を巡るだけでも圧倒されます。

  3. ゴクルナ ( 検索はこちら )

    ゴクルナをGoogleマップで開く

    豆知識

    • 所在地:
      インド・カルナータカ州のアラビア海沿岸に位置し、
      神聖なヒンドゥー教の巡礼地としても知られる。

    • 宗教的重要性:
      シヴァ神を祀る「マハーバレシュワラ寺院」が有名で、
      南インドの四大シヴァ聖地の一つ。

    • ビーチ文化:
      オーム・ビーチ、パラダイス・ビーチ、ハーフムーン・ビーチなど、
      静かなビーチリゾート地として欧米人観光客にも人気。

    • アクセス方法:
      ゴアから南へ車で約3〜4時間。最寄り駅はゴクルナ・ロード駅。

     

    カルナータカ州の静かなビーチリゾートで、インドのバリとも呼ばれます。
    オームビーチやパラダイスビーチなどがあり、ヨガリトリートや
    スピリチュアルな体験も可能。

  4. アジャンタ石窟群

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    豆知識

    • 所在地:
      インド・マハーラーシュトラ州、アウランガーバード近郊に位置。

    • 世界遺産登録:
      1983年にユネスコの世界文化遺産に登録。

    • 築造時代:
      紀元前2世紀〜紀元後6世紀にかけて掘られた30の石窟で構成。

    • 特徴:
      仏教の僧院(ヴィハーラ)と礼拝堂(チャイティヤ)があり、
      壁画や彫刻が極めて精緻。

    • 美術史的重要性:
      インド古代美術の最高峰とされ、仏陀の生涯を描いた壁画が
      世界的にも評価されている。

    • アクセス方法: アウランガーバードから車で約2時間。
      列車または飛行機でアウランガーバードへ行き、そこからバスまたはタクシー利用。

    仏教美術の宝庫で、紀元前2世紀から6世紀にかけて掘られた石窟には
    壮麗な壁画が残っています。

    歴史と芸術を学びつつ神秘的な空間を満喫できます。

  5. ヴァルカラビーチ ( 検索はこちら )

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    豆知識

    • 所在地:
      インド・ケーララ州トリヴァンドラム県に位置する海岸リゾート。

    • 地形の特長:
      インドでは珍しい崖沿いのビーチで、赤土の断崖とアラビア海が織りなす絶景が魅力。

    • 宗教的背景:
      近くにはパパナサム寺院があり、浄化の儀式のために海で沐浴する
      信者の姿も見られる。

    • 人気の理由:
      サーフィン、アーユルヴェーダ、ヨガ体験が揃うバックパッカーにも
      人気の癒しスポット。

    • アクセス方法:
      トリヴァンドラム国際空港から車で約1時間半。
      鉄道駅もビーチから徒歩圏内にある。

     

    ケーララ州の断崖沿いに広がるビーチリゾート。
    カフェやヨガリトリートが点在し、のんびりと過ごすにはぴったり。
    夕日の眺めは格別です。


💰南インドの物価情報

南インドは比較的物価が安く、地元の食堂やストリートフードを利用すれば
リーズナブルに食事を楽しめます。

  • 食事1食あたり約100ルピー(約180円)
    北インドよりも安価な傾向です。

  • ミネラルウォーター20〜30ルピー(約35〜50円)

  • タクシー初乗り50〜100ルピー(約90〜180円)

    ※観光地や高級レストランは日本並み、それ以上の価格になる場合もあるので
    注意しましょう。

🏨ホテルのおすすめ

  • 高級ホテル

    • タージ・マハル パレス(ムンバイ):
      老舗の高級ホテルで、豪華な内装と洗練されたサービスを満喫できます。

    • ザ・リーラ パレス チェンナイ:
      海沿いに建つラグジュアリーホテルで、スパやプールなどの設備が充実。

  • 中級ホテル

    • コートヤード マリオット チェンナイ:
      観光やビジネスに便利なロケーション。
      レストランやラウンジも好評。

    • ホリデイ・イン エクスプレス チェンナイ:
      シンプルかつ清潔感があり、スタッフのホスピタリティも高評価。

  • 格安ホテル

    • Heidi’s Home(チェンナイ):
      アットホームな雰囲気が人気のホステル。
      バックパッカーにおすすめ。

    • OYO Rooms: 全国展開の格安ホテルチェーン
      リーズナブルながら一定の清潔感と快適さを提供します。

ご自身の予算や旅のスタイルに合わせて、最適な宿泊施設を選ぶと良いでしょう。


🚆南インドでの交通手段🚌🚖🏍

  • 鉄道
    路線網が広く、長距離移動を安価に済ませたい方におすすめ。
    オンライン予約は早めに行い、混雑時期を避けるのがポイント。

  • バス
    都市間バスや観光バス、夜行バスなど選択肢は豊富。値段も手頃で、
    ローカルな雰囲気を楽しめます。

  • タクシーオートリクシャー
    OlaやUberなどの配車アプリを活用し、料金交渉やメーター設定を確認しましょう。
    短距離移動に特に便利です。

  • レンタカーバイク
    自分のペースで旅をしたい方向け。
    ただし、道路事情が複雑なため、運転に慣れていない場合は慎重に検討を。


🛩日本から南インドへの交通手段

  1. 空路
    成田、羽田、関西国際空港などから南インドの主要都市へは、
    直行便または乗り継ぎ便を利用できます。
    ドバイやシンガポール経由の便が多く、利便性が高いと評判です。

    • 直行便: ANAはバンガロール行きを運航し、約9時間で到着可能。
      JALはデリー経由やムンバイ経由で南インドへ接続しています。

    • 乗り継ぎ便: エア・インディア、シンガポール航空、エミレーツ航空などが
      経由地を挟みながらチェンナイ、バンガロール、コーチンへ就航。

    • 航空券予約: SkyscannerExpediaを利用すると複数の航空会社を比較可能。

  2. 地上交通
    到着後、空港から市内へはタクシーやライドシェアが便利。
    エアポートメトロやバスが整備されている都市もあり、
    予算や旅程に合わせて選択できます。


🗺南インドの観光地の入場料と訪問時の費用

観光地 入場料 (外国人) 備考
バダミ石窟寺院 約200ルピー 中世期の石窟寺院。周辺で野生の猿も見られる
スポット。
コダイカナル 約20ルピー 丘の上に位置し、自然豊かなハイキングコースが
人気。
マハーバリプラム 500ルピー 8世紀の寺院群が圧巻。海岸線とのコントラストが
美しい。
バンガロール郊外 ケンペゴウダ国際空港周辺はタクシーやエアポートメトロが便利。

※入場料はシーズンや観光地によって変動する場合あり。最新の公式情報をチェックしましょう。


🛋プライオリティパス対応ラウンジ

南インドおよび近郊の空港で利用可能なプライオリティパス対応ラウンジを紹介します。
移動の合間にゆったりくつろぎたい方や、フライト前後に快適な時間を過ごしたい方に
おすすめです。

空港 ラウンジ名 施設 リンク
バンガロール国際空港 Plaza Premium Lounge シャワー・軽食・Wi-Fi 詳細はこちら
チェンナイ国際空港 Travel Club Lounge 軽食・リラックスエリア 詳細はこちら
ゴア国際空港 Good Times Bar Lounge アルコール・軽食 詳細はこちら
コーチン国際空港 Earth Lounge 軽食・WiFi 詳細はこちら
ハイデラバード国際空港 Encalm Lounge 軽食・ドリンク・リラックスエリア 詳細はこちら

ラウンジ利用で移動のストレスを軽減しながら、空港での待ち時間をより快適に過ごしましょう。


まとめ

南インドは多彩な世界遺産や荘厳な寺院群、そして美しい自然が共存するエリアです。

海辺に建つマハーバリプラムや豪華な大チョーラ朝寺院群、神秘的なハンピの遺跡、
ポルトガル文化が色濃く残るゴアの教会群など、歴史好きだけでなく写真好きにも
魅力的なスポットが目白押し。

ケーララのバックウォーターや西ガーツ山脈の雄大な自然、コモリン岬からの朝日など、
インスタ映えするシーンも数多く存在します。

旅行費用を節約したい方には、ローカルフードや格安ホテル、バス・鉄道の活用がおすすめ。

初心者でも比較的安心して旅をお楽しみください。

 

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