アメリカ中西部の中心に位置するイリノイ州は、大都市シカゴの近代建築から、アメリカの歴史を動かしたリンカーンの足跡、そして古代文明の壮大な遺跡まで、多彩な魅力に満ちています。
本ガイドでは、イリノイ州が誇る世界遺産や人気観光スポットを網羅し、
旅を計画する上で役立つ情報をお届けします。
🏛 文化・歴史スポット
🏺 カホキア墳丘群(Cahokia Mounds)
👉 公式リンク – Cahokia Mounds State Historic Site
👉 Googleマップ – Cahokia Mounds
📖 説明分
北米最大の先コロンブス期遺跡で、紀元1050〜1350年頃に栄えたミシシッピ文化の中心地。
「モンクス・マウンド」と呼ばれる高さ30mを超える人工の丘をはじめ、
広大な集落跡が残されています。
博物館では土器・装飾品・生活様式が紹介され、当時の文化に触れられます。
☆ インスタ映えPOINT
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モンクス・マウンドからの眺望
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広大な草原に点在するマウンド群
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博物館の復元模型と展示品
☆ 裏ワザ
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春・秋が観光のベストシーズン、夏は日差しが強いので午前中訪問がおすすめ
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公園は広大なのでビジターセンターで地図を入手してから回ると効率的
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特定の日に開催されるイベントやガイドツアーに参加すると理解が深まる
☆ 豆知識
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世界文化遺産(1982年登録)
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人口は最大で2万人以上と推定され、当時の北米最大都市だった
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建築・農業・天文観測の高度な技術が発展していた
💬 口コミ(3選)
☆「モンクス・マウンドからの景色は想像以上に壮大でした」
☆Fascinating glimpse into ancient Native American culture.
☆「2回目の訪問ですが、展示が更新されていて学び直せました」
🎟️ 料金
入場無料(寄付制)
🚉 周辺交通手段
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セントルイス市内から車で約15分
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最寄り空港:セントルイス・ランバート国際空港(STL)
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公共交通は不便なため、レンタカー推奨
🍴 昼食おすすめ(セントルイス周辺)
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Pappy’s Smokehouse(セントルイス名物バーベキュー/MAP)
💬「リブがジューシーで絶品」
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Broadway Oyster Bar(シーフード・ケイジャン料理/MAP)
💬「雰囲気が楽しく、料理も美味しい」
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Crown Candy Kitchen(老舗のチョコレート&サンドイッチ/MAP)
💬「ミルクセーキが最高!」
🏗 シカゴ建築群(フランク・ロイド・ライト建築)
👉 公式リンク – Frank Lloyd Wright Trust
👉 Googleマップ – Robie House
👉 Googleマップ – Unity Temple
📖 説明分
シカゴは「近代建築の発祥地」として知られ、建築家フランク・ロイド・ライトが多くの
名作を残しました。
代表作のロビー邸(プレイリー様式)やユニティ・テンプル(コンクリート建築の革新)は
必見。
近代建築ツアーも人気で、街全体が建築好きにとっての博物館です。
☆ インスタ映えPOINT
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ロビー邸の水平ラインが強調された外観
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ユニティ・テンプル内部の光が差し込むホール
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シカゴ川沿いの摩天楼と歴史的建築のコントラスト
裏ワザ
☆事前にオンラインでガイドツアー予約必須、特に週末は混雑
☆建築ツアーボート「Chicago Architecture Center River Cruise」が人気
☆「ユニティ・テンプル」は午前中訪問がおすすめ、自然光の入り方が美しい
豆知識
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ロビー邸は1909年完成、ユネスコ世界文化遺産(2019年)に登録
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ユニティ・テンプルは鉄筋コンクリート造として世界的に革新的建築
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シカゴは大火後の再建で多くの建築家が集まり「建築の実験都市」となった
💬 口コミ(3選)
☆「ロビー邸のデザインは時代を超えてモダンに感じられました」
☆A must-see for anyone interested in architecture and design.
☆「2回目ですが、建築ツアーで新しい発見がありました」
🎟️ 料金
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ロビー邸:大人20ドル
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ユニティ・テンプル:大人15ドル
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建築リバーツアー:約50ドル
🚉 周辺交通手段
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シカゴ・オヘア国際空港(ORD)から電車で約45分
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シカゴ市内CTA(地下鉄・バス)が便利
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建築リバーツアーはダウンタウンのシカゴ川から出発
🍴 昼食おすすめ(シカゴ中心部)
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Lou Malnati’s Pizzeria(シカゴ名物ディープディッシュピザ/MAP)
💬「チーズがとろけるボリューム満点のピザ!」
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Portillo’s Hot Dogs(ホットドッグ・シカゴ名物料理/MAP)
💬「シカゴスタイルホットドッグが最高」
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The Gage(高級パブスタイル料理/MAP)
💬「雰囲気が良く料理も美味しい」
🌆 シカゴ周辺の人気観光地
🌄 イリノイ州南部の観光地
🏛 スプリングフィールド(Springfield, Illinois)
👉 公式リンク – Visit Springfield
👉 Googleマップ – Springfield
📖 説明分
イリノイ州の州都であり、第16代大統領エイブラハム・リンカーンの足跡をたどれる街。
「リンカーンの家(Lincoln Home National Historic Site)」「リンカーン墓
(Oak Ridge Cemetery)」「リンカーン大統領図書館・博物館」が特に有名で、
アメリカ史を学びながら観光できます。
☆ インスタ映えPOINT
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リンカーンの家の木造建築と保存地区の街並み
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大統領図書館のユニークな展示空間
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リンカーン墓の荘厳なモニュメント
☆ 裏ワザ
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リンカーンの家は無料ガイドツアーあり(事前予約推奨)
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墓地は平日朝が静かで撮影に最適
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図書館は夜間イベントや特別展示も開催
☆ 豆知識
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リンカーンは1837~1861年までスプリングフィールドで生活
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図書館はアメリカ大統領図書館の中でも来館者数トップクラス
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「リンカーンの家」周辺の通りも保存地区として当時の雰囲気を再現
💬 口コミ(3選)
☆「リンカーンの歴史を深く学べて感動しました」
☆A must-visit for history buffs, very well preserved.
☆「再訪ですが、博物館の展示が毎回新鮮でした」
🎟️ 料金
リンカーンの家:無料(要予約)
博物館:大人 15ドル
🚉 周辺交通手段
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スプリングフィールド空港(SPI)利用可(シカゴ・ダラスなどから便あり)
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シカゴからアムトラックで約3時間
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レンタカー推奨
🍴 昼食おすすめ店
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Obed & Isaac’s Microbrewery(地ビール&アメリカ料理/MAP)
💬「クラフトビールが美味しく、地元客で賑わう」
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D’Arcy’s Pint(シカゴ風ホースシューサンド/MAP)
💬「名物ホースシューが絶品」
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Incredibly Delicious(フレンチベーカリー/MAP)
💬「ケーキとランチメニューが美味しい」
🏞 アルトン(Alton, Illinois)
👉 公式リンク – Great Rivers & Routes
👉 Googleマップ – Alton
📖 説明分
ミシシッピ川沿いの歴史ある街で、南北戦争や奴隷制度関連の史跡が点在。
「リンカーン=ダグラス討論会」の開催地として有名で、アメリカ史の重要舞台です。
また、川沿いの風景や歴史的建築も魅力です。
☆ インスタ映えPOINT
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リンカーンとダグラスの討論記念碑
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ミシシッピ川沿いの夕景
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レトロな街並みと歴史的建物
☆ 裏ワザ
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川沿いの「Great River Road」は紅葉シーズンに絶景
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討論記念碑は午前中が逆光少なく撮影に最適
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地元ジャズバーは夜に生演奏が聴ける
☆ 豆知識
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1858年、上院選挙で有名な「リンカーン=ダグラス討論」の1つがここで開催
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かつて奴隷制度廃止運動の拠点だった街
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巨大な「ピアサ・バード(伝説の怪鳥)」の壁画も観光名所
💬 口コミ(3選)
☆「歴史を感じる小さな街。散策が楽しい」
☆Charming town with lots of history by the river.
☆「討論会の史跡は感慨深い体験でした」
🎟️ 料金
散策は無料(一部博物館有料)
🚉 周辺交通手段
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セントルイス・ランバート国際空港(STL)から車で約30分
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スプリングフィールドから車で約1時間半
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アムトラック「Alton駅」あり
🍴 昼食おすすめ店
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Old Bakery Beer Company(地ビール&ピザ/MAP)
💬「クラフトビールと地元料理が最高」
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Tony’s Steakhouse & Bar(ステーキ/MAP)
💬「ボリューム満点のアメリカンステーキ」
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Morrison’s Irish Pub(アイリッシュ料理/MAP)
💬「雰囲気が良くライブ演奏も楽しめる」
✈️ シカゴ空港・ラウンジ情報
シカゴ・オヘア国際空港 (ORD)
👉 公式リンク – O’Hare International Airport
👉 Googleマップ – ORD
📖 説明分
イリノイ州最大の国際空港で、世界各国からの直行便が多数発着。
国内外のハブ空港として非常に利用者が多く、シカゴ観光や中西部の旅行拠点としても便利。
☆ インスタ映えPOINT
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ターミナル1のユナイテッド航空「光のトンネル」
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夜にライトアップされた滑走路とターミナル外観
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グローバル都市の玄関口としての巨大空港景観
☆ 裏ワザ
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Priority Pass 対応ラウンジ多数(Air France Lounge, Swissport Loungeなど)
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ターミナル間は無料シャトル運行、国際線⇔国内線の移動も便利
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アプリ「FlyChicago」でフライト・混雑状況をリアルタイム確認可
☆ 豆知識
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世界トップクラスの利用者数を誇り、以前は「世界一忙しい空港」と呼ばれていた
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ターミナル5は国際線専用、免税店・レストランも充実
💬 口コミ(3選)
☆「ラウンジが多く、乗り継ぎでも快適に過ごせました」
☆Very big but well organized, easy to connect flights.
☆「光のトンネルは写真スポットとして有名」
🎟️ 料金
入場無料(ラウンジは有料またはPriority Pass利用可)
🚉 周辺交通手段
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ダウンタウンまでCTAブルーラインで約45分
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タクシーで約40分(渋滞時は60分超)
🍴 昼食おすすめ店(空港内)
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Publican Tavern(地元食材を使った人気レストラン)
💬「シカゴらしい料理が味わえる」
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Garrett Popcorn Shops(名物ポップコーン)
💬「シカゴ土産に最適」
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Tortas Frontera by Rick Bayless(メキシカン人気店)
💬「空港グルメとは思えない美味しさ」
シカゴ・ミッドウェー国際空港 (MDW)
👉 公式リンク – Midway International Airport
👉 Googleマップ – MDW
📖 説明分
シカゴ中心部に近く、主にサウスウエスト航空など国内線が中心の空港。
規模は小さいがアクセスが良く、短距離移動に便利です。
☆ インスタ映えPOINT
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コンパクトで利用しやすいターミナル
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鉄道「オレンジライン」直結でシカゴダウンタウンへのアクセス風景
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夜の滑走路と市街地の夜景
☆ 裏ワザ
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規模が小さいため、セキュリティチェックが比較的早い
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空港内レストランはシカゴ名物ホットドッグ店が充実
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市内アクセスはCTAオレンジライン利用がコスパ最強
☆ 豆知識
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かつてはシカゴ唯一の空港で「世界一利用客の多い空港」と呼ばれていた時期もある
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ダウンタウンからわずか16kmとアクセス抜群
💬 口コミ(3選)
☆「ダウンタウンから近くて便利」
☆Small but very efficient airport.
☆「空港内で食べたシカゴドッグが美味しかった」
🎟️ 料金
入場無料(ラウンジは限られる)
🚉 周辺交通手段
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CTAオレンジラインでダウンタウンまで約25分
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タクシーで約20〜30分
🍴 昼食おすすめ店(空港内)
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Gold Coast Dogs(シカゴドッグの名店)
💬「本場のホットドッグが味わえる」
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Reilly’s Daughter(アイリッシュパブ)
💬「トランジット中に一杯楽しめる」
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Potbelly Sandwich Shop(人気サンドイッチチェーン)
💬「手軽で美味しいサンドが旅行者に人気」
🏨 おすすめホテル2選(シカゴ市内)
ザ・ペニンシュラ・シカゴ(The Peninsula Chicago)
📖 豪華な客室と最上級のサービスを誇る5つ星ホテル。
屋上スパやシカゴ随一の夜景を楽しめる。
☆「シカゴで最高級の滞在体験。スタッフの対応が素晴らしい」
☆「客室とサービスがすばらしく、立地もとても良い。
素晴らしいロマンティックホテルでした。」
☆「シカゴの中心部にあり、ミシガンアベニューにも近く、とても便利です。」
☆「清潔感があり、部屋からの眺望が素晴らしい。
コーヒーショップやレストランも充実していて、快適に過ごせました。」
ロイヤル・ユニオン・ホテル(The Royal Union Hotel)
📖 手頃な価格で快適に滞在できるホテル。
観光やビジネスの拠点として好立地。
☆「コスパが良く、主要観光地にもアクセスしやすかった」
☆「施設は古いですが、清掃が行き届いており快適です。
朝食がとても美味しく、特に鶏飯が目当てで利用しています。」
☆「フロントの対応がとても丁寧で気持ちが良い。
☆ウェルカムドリンクや無料のレンタサイクルサービスもあり、値段以上でした。」
🌎 アメリカ中西部の物価情報(2025年)
🍽 食費
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ファストフード(マクドナルドのセットなど):8〜10ドル
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カジュアルレストラン(1人分):15〜25ドル
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中級レストラン(2人で3コース):60〜80ドル
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コーヒー:3〜5ドル
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ビール(瓶):5〜7ドル
🏨 ホテル相場
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バジェットホテル(モーテル・2〜3★):1泊70〜120ドル
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中級ホテル(3〜4★):120〜200ドル
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高級ホテル(4〜5★):250〜500ドル以上
※シカゴやデトロイト中心部は高め。地方都市はやや安価。
🚉 交通費
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地下鉄・市バス:2.5〜3ドル(シカゴCTAなど)
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1日乗車券:5〜10ドル
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長距離バス(グレイハウンド/メガバス):20〜50ドル
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アムトラック(主要都市間):50〜120ドル
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タクシー初乗り:3〜4ドル/1マイルごとに2〜3ドル
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レンタカー:1日60〜100ドル(保険込み)
🛒 その他生活費(旅行者向け)
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水(500mlペットボトル):1.5〜2ドル
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ビール(スーパー):1〜2.5ドル
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映画館:12〜18ドル
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チップ文化:レストラン 15〜20%、タクシー 10〜15%
まとめ
イリノイ州は、古代の歴史から近代建築、そして活気あふれる都市文化が融合した、
魅力的な旅行先です。
シカゴの美術館や公園でアートとエンターテイメントを満喫し、郊外へ足を延ばせば
リンカーンの足跡をたどる歴史の旅が楽しめます。
また、カホキア墳丘群のような世界遺産は、教科書では学べない
アメリカの奥深い歴史を教えてくれます。
多様な魅力を併せ持つイリノイ州は、何度訪れても新しい発見があるでしょう。
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