マドリードを中心とした中央スペインは、歴史的な世界遺産、荘厳な王宮、そして独特の文化が息づく魅力的な街が点在するエリアです。
中世の城壁に囲まれたアビラ、ローマ時代の水道橋が残るセゴビア、そして三つの
文化が融合した古都トレドは、マドリードからの日帰り旅行に最適。
また、作家セルバンテスゆかりのアルカラ・デ・エナレスや、美しい夏の王宮を持つ
アランフエスなど、マドリード近郊には見どころが豊富です。
これらの街を巡る旅は、まるでスペインの壮大な歴史をたどるタイムトラベルのようです。
エル・エスコリアル修道院と王宮(マドリード)
公式リンク:El Escorial 公式サイト
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説明分
16世紀、フェリペ2世が建設した宮殿・修道院・図書館・霊廟を兼ね備える壮大な複合施設。
サン・ロレンソの戦勝を記念し、鉄格子を模した平面図が特徴。
王宮は簡素な造りで、図書館には天井画と約4万5千冊の古書が並ぶ。
大聖堂や歴代国王の霊廟も必見。
☆ インスタ映えPOINT
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大聖堂前の広場から望む荘厳なファサード
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図書館の天井フレスコ画を下から撮る構図
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晴天の日は全景を広角で撮影
☆ 裏ワザ
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開館直後(10時)は比較的人が少ない
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平日は団体ツアーが少なくゆっくり見学可能
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マドリードから直通バスが安価で便利
☆ 豆知識
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「フェリペ2世の椅子」という岩場から建設を眺めた逸話あり
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建物は世界最大級のルネサンス様式建築の一つ
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UNESCO世界遺産に1984年登録
☆ 口コミ3選
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「荘厳な外観と圧巻の図書館。静寂の中で歴史を感じられる」
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A must-see for history lovers, the library is stunning!
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「朝一番で訪れたらほぼ貸切状態。空気が澄んでいて特別感あり」
トレド歴史地区
公式リンク:トレド観光公式サイト
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説明分
イスラム・ユダヤ・キリスト教文化が共存した「三つの文化の町」。
タホ川に囲まれた旧市街は、坂道と石畳、歴史的建造物が点在する世界遺産都市。
☆ インスタ映えPOINT
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ミラドール展望台からの夕景
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タホ川沿いの橋を背景にした構図
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旧市街のカラフルなタイルや扉のクローズアップ
☆ 裏ワザ
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平日午前は観光客が少なく街歩きに最適
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夜はライトアップが美しい(治安良好)
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高速列車(AVE)利用でマドリードから30分
☆ 豆知識
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スペインの短期間首都だった歴史を持つ
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エル・グレコが晩年を過ごした街
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カテドラルはゴシック様式建築の傑作
☆ 口コミ3選
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「中世にタイムスリップしたような街並み。歩くだけで感動」
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Incredible mix of cultures, history at every corner
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「夕暮れの展望台は忘れられない光景。また訪れたい」
セゴビアの水道橋と歴史地区
公式リンク:セゴビア観光公式サイト
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説明分
ローマ時代1世紀末〜2世紀初頭に築かれた石造水道橋で、高さ28.5m、長さ800m以上。
モルタルを一切使わず、精密に組まれた石が今も残る。
旧市街にはカテドラルやアルカサル城など中世の建造物も集まる。
☆ インスタ映えPOINT
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夕暮れ時の水道橋全景と街灯のコントラスト
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下から見上げるアーチ群のパースショット
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冬の雪化粧と水道橋の組み合わせ
☆ 裏ワザ
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朝早く訪れると観光客が少なく撮影しやすい
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水道橋近くの展望台「ミラドール・デ・ラ・プラサ・デル・アソゲホ」が穴場
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旧市街の路地から水道橋を額縁構図で撮れる場所あり
☆ 豆知識
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ユネスコ世界遺産に1985年登録
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167本のアーチで構成される
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水は約17km離れた山から重力のみで供給していた
☆ 口コミ3選
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「圧倒的な迫力!ローマ人の技術に感動しました」
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Breathtaking view, especially at sunset
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「冬の雪景色と水道橋は絶景。また訪れたい」
アルカラ・デ・エナレス大学と歴史地区
公式リンク:アルカラ・デ・エナレス大学
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1499年、枢機卿シスネロスが創設した世界初の計画都市型大学。
文学巨匠セルバンテスの生誕地で、スペイン・ルネサンス建築の代表的存在。
歴史地区には大聖堂や中世の広場も残る。
☆ インスタ映えPOINT
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大学の中庭(パティオ)とアーチ回廊
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ルネサンス様式のファサード
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セルバンテス像と街並みのコラボショット
☆ 裏ワザ
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大学構内はガイドツアー参加で詳細見学可能
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セルバンテス生家博物館は無料
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毎年10月のセルバンテス祭は仮装やパレードで街全体が華やぐ
☆ 豆知識
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1998年にユネスコ世界遺産登録
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スペイン語の発展に大きく貢献
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毎年セルバンテス文学賞授賞式が行われる
☆ 口コミ3選
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「学問の香りと歴史が融合した街。歩くだけで楽しい」
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A charming historical city with a rich cultural heritage
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「セルバンテス生家は小さいけれど見応えあり」
アビラの城壁都市
公式リンク:アビラ観光公式サイト
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全長約2.5km、高さ12mの城壁が旧市街をぐるりと囲む中世都市。
90以上の塔と9つの門が残り、夜間ライトアップは幻想的。
サンタ・テレサゆかりの地としても知られる。
☆ インスタ映えPOINT
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夜のライトアップ全景
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城壁の上から見下ろす旧市街
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城壁に囲まれたカテドラルのシルエット
☆ 裏ワザ
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城壁の一部は有料で歩ける(午前中が空いている)
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冬季のライトアップは日没直後が美しい
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市場の日に訪れると地元の特産品が手に入る
☆ 豆知識
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1985年ユネスコ世界遺産登録
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12世紀に建設されたロマネスク様式の城壁
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城壁の石材には古代ローマ時代の遺構も再利用
☆ 口コミ3選
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「中世にタイムスリップしたような感覚」
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The walls are incredibly well preserved
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「夜景が素晴らしく、寒さも忘れて見入った」
アランフエスの文化的景観(マドリード州)
公式リンク:Aranjuez Turismo
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説明分
マドリードから南へ約50kmに位置し、スペイン王家の夏の離宮として発展した街。
広大な庭園と宮殿が調和する景観は、ユネスコ世界遺産に登録されている。
アランフエス王宮は磁器の間や鏡の間が見どころ。
プリンシペの庭園は噴水と彫刻が並び、船の博物館では歴代王の船コレクションを展示。
☆ インスタ映えPOINT
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春のチューリップと宮殿のコラボ
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庭園の中央噴水を正面から捉えた左右対称ショット
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宮殿内部の「磁器の間」の細密装飾
☆ 裏ワザ
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平日午前中は観光客が少なく、庭園も静か
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宮殿と庭園は共通チケットでお得
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庭園内の小川沿いは夏でも涼しく撮影スポット多数
☆ 豆知識
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2001年にユネスコ世界遺産登録
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王家が毎年春に移動してきた「春の宮廷」
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宮殿設計はフェリペ2世時代に着手し、18世紀に完成
☆ 口コミ3選
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「庭園が広大で季節ごとに雰囲気が変わる」
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The palace is stunning and the gardens are peaceful
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「船の博物館が予想外に面白く、時間を忘れた」
サラマンカ旧市街(カスティーリャ・イ・レオン州)
公式リンク:Salamanca Turismo
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「黄金の街」と称されるスペイン屈指の大学都市。
13世紀創設のサラマンカ大学は豪華なファサード彫刻で知られ、
マヨール広場は夜のライトアップが幻想的。
新旧大聖堂はロマネスクとゴシックの様式美が対比的で必見。
旧市街全体がユネスコ世界遺産に登録されている。
☆ インスタ映えPOINT
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マヨール広場の夕景ライトアップ
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大学ファサードの細密彫刻をズーム撮影
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大聖堂の上から街を一望するパノラマ
☆ 裏ワザ
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大学ファサードの「カエル探し」に挑戦すると面白い
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大聖堂の塔は午前中が逆光にならず撮影向き
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マヨール広場周辺は朝の光で石造建築が黄金色に輝く
☆ 豆知識
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1988年ユネスコ世界遺産登録
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サラマンカ大学はスペイン最古の大学
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マヨール広場は18世紀に建設されたバロック様式の広場
☆ 口コミ3選
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「歴史と学生の活気が融合した街歩きが楽しい」
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A city full of charm and history
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「カエル探しで盛り上がった。また行きたい」
チンチョン(マドリード州)
公式リンク:Chinchón Turismo
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説明分
木製バルコニーの家々が囲む楕円形のマヨール広場が象徴的な小さな町。
闘牛や祭りの会場にもなる広場を中心に、チンチョン城や修道院などの
歴史的建造物が点在する。
☆ インスタ映えPOINT
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マヨール広場をバルコニーから見下ろす俯瞰ショット
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広場の夜景とカフェの灯り
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祭りの日のカラフルな装飾
☆ 裏ワザ
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日曜の蚤の市はローカル感たっぷり
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広場周辺のカフェは午前中が空いていて写真映え
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城跡からは町全体を一望できる絶景ポイント
☆ 豆知識
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「チンチョンのアニス酒」が名産
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1960年代には多くの映画のロケ地に使用
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マヨール広場は中世以来の市場として機能
☆ 口コミ3選
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「小さな町なのに見どころが多くて驚いた」
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Charming town with a unique square
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「アニス酒を買って帰った。また来たい」
空港・ラウンジリンク
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マドリード・バラハス空港公式:
https://www.aena.es/en/adolfo-suarez-madrid-barajas.html -
プライオリティパス対応ラウンジ一覧:
Priority Pass – Madrid Barajas
交通手段リンク
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マドリード市内交通公式:
https://www.crtm.es/ -
マドリード発トレド列車時刻表(Renfe):
https://www.renfe.com/ -
マドリード発エル・エスコリアル直通バス情報:
https://www.crtm.es/
おすすめホテルリンク
Hotel Ritz Madrid(高級)
公式リンク:Hotel Ritz Madrid – Mandarin Oriental
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説明分
1910年開業、歴史と格式を誇るマドリード随一の高級ホテル。
王宮やプラド美術館にも徒歩圏内で、豪華な内装ときめ細やかなサービスが魅力。
最新リノベーションにより、クラシックな優雅さと現代的な快適さを両立。
☆ インスタ映えPOINT
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大理石のロビーとシャンデリア
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ガーデンテラスでのアフタヌーンティー
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クラシック調スイートルームの全景撮影
☆ 裏ワザ
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公式サイト限定の宿泊+朝食プランは割引あり
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平日のオフシーズンは部屋アップグレード確率が高め
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ガーデンは宿泊者以外でも予約制で利用可
☆ 豆知識
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スペイン国王や世界のVIPも滞在
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創業当初はスペイン王室の依頼で建設
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ミシュラン星付きレストランを併設
☆ 口コミ3選
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「まるで宮殿に泊まっているような感覚。サービスも完璧」
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One of the finest hotels I’ve ever stayed in. The breakfast is world-class
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「ガーデンでのティータイムが最高。また泊まりたい」
Only YOU Boutique Hotel Madrid(中級)
公式リンク:Only YOU Boutique Hotel Madrid
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説明分
モダンで洗練されたデザインとカジュアルな雰囲気が融合する人気ホテル。
グランビア通りやレティーロ公園にも近く、ショッピングや観光に便利。
客室ごとに異なるインテリアが特徴で、SNS映え必至。
☆ インスタ映えPOINT
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ロビーのネオンアートと観葉植物のコントラスト
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客室ごとの個性的な壁紙
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バー&レストランのカクテル盛り付け
☆ 裏ワザ
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早割プランは最大20%OFF
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長期滞在割引があり、7泊以上で特典あり
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チェックイン時に好みの客室スタイルをリクエスト可
☆ 豆知識
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建物は歴史的邸宅をリノベーション
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スペイン国内のデザイン賞を複数受賞
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宿泊者は系列ホテルのラウンジ利用が可能
☆ 口コミ3選
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「デザイン性が高く、どこを撮っても映える」
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Great location, funky interiors, and friendly staff
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「観光の拠点に最高。部屋も清潔で快適」
Room Mate Alba(デザイン系)
公式リンク:Room Mate Alba
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説明分
活気あるバリオ・デ・ラス・レトラス地区に位置し、アートと歴史の雰囲気を楽しめる
デザインホテル。
客室はカラフルで遊び心にあふれ、周辺にはカフェやバーが充実。
若い旅行者やカップルに人気。
☆ インスタ映えPOINT
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色彩豊かな客室とアートワーク
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屋上テラスからの街並みビュー
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朝食ビュッフェのカラフルな盛り付け
☆ 裏ワザ
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朝食付きプランを選ぶと、地元食材を使った特製メニューが味わえる
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直接予約でレイトチェックアウト無料の場合あり
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周辺のカフェと提携し割引クーポンを提供
☆ 豆知識
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「Room Mate」ブランドはデザイン性と立地の良さで世界的に有名
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建物は旧商館を改装
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全館で高速Wi-Fi無料
☆ 口コミ3選
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「立地最高!観光も食事も徒歩で完結できた」
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Stylish, colorful, and comfortable stay
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「スタッフがフレンドリーで安心感があった。また来たい」
スペイン(マドリード州・カスティーリャ地方)物価情報(2025年版)
項目 | 価格(€ユーロ) | 日本円目安(1€=約160円) | 備考 |
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カフェのエスプレッソ | €1.5 | 約240円 | チンチョンや地方都市では€1前後も |
ボトル水(500ml) | €1 | 約160円 | スーパーやキオスク |
レストランランチセット(メヌー・デル・ディア) | €12 | 約1,920円 | 前菜+メイン+デザート+飲み物付き |
バルでのタパス1皿 | €3〜4 | 約480〜640円 | 地域によっては無料で出る所も |
地ビール(330ml) | €2.5 | 約400円 | バル・カフェにて |
美術館・宮殿入場料 | €10〜15 | 約1,600〜2,400円 | アランフエス王宮は€9 |
ホテル宿泊(中級3★) | €80〜120 | 約12,800〜19,200円 | 1泊1室・2名利用 |
地下鉄・バス1回券(マドリード) | €1.5〜2 | 約240〜320円 | 回数券利用で割安 |
タクシー初乗り(マドリード) | €3.5 | 約560円 | 距離・時間で加算 |
マドリード〜サラマンカ高速列車 | €20〜30 | 約3,200〜4,800円 | 片道・時期変動あり |
アニス酒(チンチョン名物・700ml) | €10〜12 | 約1,600〜1,920円 | 土産として人気 |
📌 物価の特徴
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マドリード市内より地方都市(チンチョン・サラマンカ・アランフエス)の方が
飲食は安め。 -
ランチは「メヌー・デル・ディア」を頼むとコスパが非常に良い。
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観光地のバルやカフェは立地で価格差が大きい。
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美術館や宮殿は第一日曜日が入場無料の場合あり。
まとめ
マドリードとその周辺には、歴史的建造物から美しい自然、美食まで、
多様な魅力が凝縮されています。
世界遺産に登録された古都の街並みを散策したり、王家が愛した宮殿を訪れたり、
それぞれの街が持つ独自の文化を体験したりと、忘れられない旅の思い出を
作ることができるでしょう。
計画的な日帰り旅行で、効率よくこれらのスポットを巡るのがおすすめです。
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